北野ちぐさの相場のつぶやき seasonII

3月13日のつぶやき

「インドネシアの小売りは黎明期」

消費市場が急成長しているアジアですが、小売業界の発展段階によって状況は異なるようです。例えば、近代的な小売りの象徴であるコンビニの利用率をみると、バンコクが9割に達するのに対し、ジャカルタは1割にとどまります。今でもインドネシアではパサール(生鮮市場)やワルン(小規模雑貨店)など伝統的な小売りが中心のためです。このように小売りの黎明期といえるインドネシアですが、人口の面からみると潜在的な成長余地は大きいと思われます。長期的にはスーパーマーケットやコンビニ、百貨店など近代的な小売りの高成長が期待されます。